第60回小学生図画コンクール作品紹介

特選：富山第一銀行賞

図画コンクール作品

砺波市立砺波南部小学校

1年伊東　樹希さん

＜審査評＞

ビールをおいしそうにいただくお父さんを、ユーモラスに明るい色彩で描いてくれました。クレヨンで力強く描かれたお父さんの表情は生き生きと輝いており、お父さんの幸せな気持ちが伝わってくるようです。とてもよく描けています。また、丁寧にクレヨンで描きこんだ肌色と濃淡をつけた背景の水彩の赤色、服の青色が響き合って楽しい雰囲気を盛り上げています。

図画コンクール作品

富山市立音川小学校

2年荻原　千佳さん

＜審査評＞

会社で仕事をしているお父さんを力強くダイナミックに描いてくれました。お父さんが一生懸命に仕事をしている様子は、太い眉や目の表情を大きく強調して描くことで見事に表現されています。濃い色彩で描かれた赤味を帯びた頬と黒いひげは画面全体を力強くひきしめて、色彩のコントラストの美しい、心に残る作品に仕上がっています。

図画コンクール作品

富山市立新保小学校

3年高野　莉那さん

＜審査評＞

お父さんの誕生日の様子を、お祝いの気持ちを込めて華やかに描いてくれました。お父さんは、蝋燭の光に照らされて明るく輝き、ケーキの上の蠟燭は赤や緑や青のテープでらせん状に巻かれています。背景の暗い色の上には赤や黄色の点が無数に置かれ、温かい感じを演出しています。お父さんの誕生日の題材はとてもユニークで、新鮮な気持ちで見せていただきました。

図画コンクール作品

富山市立呉羽小学校

4年大谷　遥香さん

＜審査評＞

酸っぱいみかんを食べているお母さんを、構図を工夫して奥行きのある絵に仕上げてくれました。酸っぱい様子は、目を細め、眉を寄せることで見事に表現されていますし、手前に描かれたお盆にのせられたみかんも明暗をとらえて的確に表現されています。机や壁、窓をうまく配置して、奥行きのある画面をつくることにも成功しています。

図画コンクール作品

上市町立上市中央小学校

5年山崎　朝陽さん

＜審査評＞

冬山を登山しているお父さんをリアルに、カラフルに描いてくれました。防寒具のヤッケ、毛糸の帽子、水筒、リュックサック、いずれも細かく念入りに観察され、とてもリアルに表現されています。雪の山々や葉を落とした木々も丁寧に描きこまれて、見応えのある画面をつくっています。また。緑や赤や黄色の配色も美しく、リアルに描きこまれた画面を引き立てています。

図画コンクール作品

高岡市立野村小学校

6年森岡　美咲さん

＜審査評＞

スマホを操作するお父さんを、時間をかけて誠実に丹念に描いてくれました。広い額、細い眉、やさしい大きな目、がっしりとしたあごをわずかな色彩の変化と繊細な線で巧みに表現しています。やさしいお父さんの人柄がにじみ出ているようです。また、青いセーターで包まれた体は肩幅が広く描かれ、頼もしいお父さんを暗示しているようです。心に残る素晴らしい作品です。