トップメッセージ
皆さまには、ますますご清栄のこととお慶び申しあげます。
ここに当行第113期上半期の営業の概況と決算の状況につきましてご報告申し上げます。
2023年度上半期を振り返ると、5月に新型コロナウイルス感染症が5類感染症に位置付けの変更がなされたことを受け、社会経済活動の正常化が一段と進みました。引き続き海外経済の減速や原材料高・人手不足の影響を受けつつも実質GDP成長率はプラス成長を維持し、景気は緩やかに回復の動きとなりました。
金融情勢については、日本銀行が7月の金融政策決定会合で長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)の修正を発表したことにより、10年物国債金利は従前の0.5%を超える水準で推移するなど、国内金利も少しずつではあるものの上昇傾向が見られるようになりました。
一方、為替においては依然として日米金利差を背景とした円安の動きが続き、8月以降は1ドル=145円を超える水準で推移、輸入価格の上昇が企業や家計に与える影響等が懸念されています。
こうした金融経済環境の下、当行は6月に公表いたしました長期ビジョン「ファーストバンクVISION10」の基本的な考え方である「お客さまファーストの実践」に基づき、金融プロフェッショナルとしての価値の提供や対面・非対面チャネルのベストミックスに積極的に取り組んでまいりました。
今後とも地域金融機関としての役割を発揮してまいる所存でございます。
株主並びにお取引先の皆さまには、今後とも一層のご支援を賜りますよう心からお願い申しあげます。
2023年12月