第59回小学生図画コンクール作品紹介

特選：富山第一銀行賞

図画コンクール作品

高岡市立　横田小学校

1年篠島　善和さん

＜審査評＞

スイカを切るお父さんを、顔を中心に、力強く、ダイナミックに描いてくれました。お父さんが力を入れて切る様子は、眉や目の傾き、歯の見える口の形で見事に表現されています。背景の黄土色や紺色、水色、茶色は、顔の色とよく調和して、明るく生き生きとした画面をつくっています。1年生らしい大胆なとらえ方が、強く印象に残りました。

図画コンクール作品

射水市立大門小学校

2年岡本　悠来さん

＜審査評＞

ストーブに薪をくべながら、楽しそうにお菓子を焼くお父さんを、色彩豊かに描いてくれました。お父さんの濃い赤と紺色の縞模様の服が、赤く燃えるストーブや背景の青と、とても美しく、華やかに響き合っています。大きなタッチでリズム感を持って描かれたグレーや茶色の床も、楽しさを盛り上げています。2年生らしい、ほほえましくて楽しい作品に仕上がっています。

図画コンクール作品

黒部市立若栗小学校

3年中西　瑠煌斗さん

＜審査評＞

おいしそうにカニを食べるお父さんを、カニの特徴をとらえて、迫力のある絵に仕上げることができました。お父さんの顔は、太い眉や大きな目、口のまわりの黒いひげで、思い切りよく描かれ、とても心に残りました。また、カニは、爪を持つ長い足や堅い殻、とげなど、カニの特徴をよくとらえて描いてあり、根気よく一生懸命描いたことがよく分かりました。

図画コンクール作品

射水市立小杉小学校

4年島木　美奈さん

＜審査評＞

お父さんが包丁でタイをさばく様子を、正面の難しい位置から描いて、動きのある素晴らしい絵をつくってくれました。タイを押さえている手の形や、上から見たタイの頭の形が、リアルに描けているので、とても驚きました。お父さんの顔の表情、包丁を持った手、タイの顔が一体となって、見るものに迫ってくる、感動的な作品に仕上がっています。

図画コンクール作品

射水市立塚原小学校

5年村田　伊亮さん

＜審査評＞

お父さんが雪の降る中で一生懸命に鐘をつく様子をよく観察して、臨場感のある力強い作品に仕上げてくれました。大きな鐘はずっしりと重みを感じるように描かれ、鐘をつく棒はしっかりと天井につながれています。そして、鐘つき堂の天井は、入り組んだつくりでがっちりと描かれています。時間をかけて、ていねいに描いたことがよく分かる力作です。

図画コンクール作品

富山市立藤ノ木小学校

6年山本　桃子さん

＜審査評＞

両手でお玉をにぎりしめたお母さんを、力強い構図で、色彩の効果を考えながら、大胆にすっきりと描いてくれました。えんじ色のセーターは、毛糸の質感がよく表現されており、お母さんの柔らかい表情を引き立てています。グレーの入った髪の毛、赤みのさした顔、そして、白い指に光る結婚指輪があたたかい雰囲気をさらに高めています。小学校高学年らしい素描力のすぐれた作品に仕上がっています。