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2012/02/10

当行が支援した立山町のCO2削減計画が経済産業省国内クレジット認証委員会より削減実績の認証を受けました

 富山第一銀行(頭取 横田格)は、本年2月に立山町(町長 舟橋貴之)の国内クレジット制度の利用について相談を受け、経済産業省国内クレジット認証委員会への2件のCO2計画申請について支援を行いましたが、このたび、立山町では、経済産業省国内クレジット認証委員会より県内の自治体としては初めてCO2排出量の削減実績の認証を受けました。
 これは、町立の小中学校などに設置した太陽光発電設備とあおぞら保育園に設置した木質ペレットボイラーを合わせて、平成22年度分のCO2排出量を54t削減したことについて認証を受けたもので、これにより削減したCO2排出量54tは、国内クレジットとして販売可能となりました。
 立山町では、この国内クレジットを東日本大震災復興支援型国内クレジット活用スキームに参加して、株式会社イースクエア(東京都)を経由して大企業に売却し、その代金の半額は東日本大震災の被災地に寄付することとなります。
 立山町では、他にグリーンパーク吉峰の温浴施設のボイラーを灯油から木質バイオマスボイラーに更新する計画も同委員会の承認を受けており、平成23年度のCO2排出削減量は更に増える見込みであり、2013年末までに2件合わせて818tのCO2を削減する予定です。
 この計画と実績の申請にあたっては、当行の仲介により、富山市のI.S.K有限会社(市井啓子社長)が計画書・報告書を作成しました。
 立山町では、平成18年度よりバイオマスタウン構想を推進してきており、あおぞら保育園でボイラーに使用した燃料の木質バイオマスペレットは、立山町森林組合の協力を得て町内の林地残材をペレット化しています。木質バイオマスペレットは、カーボンニュートラルとして位置づけられており、太陽光発電と共にCO2を排出しない計画として地球温暖化対策への貢献活動を行っております。

 当行では今後も、地球温暖化防止に貢献するため、環境経営を志向する地元中小企業を支援し、地域の環境保全活動に積極的に協力してまいります。

(ご参考)
国内クレジット制度ホームページ http://jcdm.jp/

<本件に関するお問い合わせ先>
営業企画部 城戸・稲垣
電話番号:076-424-1204