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2009/1/15

格付け据置のお知らせ

 当行は、このたび株式会社日本格付研究所(JCR)より、下記のとおり格付けを据え置く旨の通知を受けましたのでお知らせいたします。

1.格付け機関

株式会社日本格付研究所(JCR)

2.格付け

『A』(シングルAフラット)

3.格付けの見通し

『安定的』

4.格付けの対象

長期優先債務 格付け

5.格付けの主な評価理由

(1) 富山市に本店を置く資金量9,000億円弱の第二地方銀行。 県内全域を主要な営業基盤としており、同市を中心に全66ヶ店を展開している。 店舗効率化の観点から、2007年3月に石川県(能登半島)の2ヶ店を北國銀行へ、2008年4月に名古屋支店を名古屋銀行へ事業譲渡し、経営資源を県内に集約している。 JCRでは、事業譲渡する資産負債規模は小さく当行の業績に与える直接的なマイナスの影響は限定的とみている。
(2) 2008年9月末の金融再生法開示債権比率(部分直接償却前)は、4.37%と悪化しているが、比較的低い水準に留まっており、貸出資産の質は良好である。 分類率も低位である。一方、比較的落ち着いた推移を見せていた与信費用については足元でやや増加している。 与信費用が収益対比過大となる可能性は低いと考えているが、地域経済の景況悪化に伴う影響等は注視される。
(3) 預金利回りの上昇が収益を圧迫し、比較的良好な水準にあったROA(コア業務純益ベース)は2008年3月期は0.57%と業界平均を下回った。 預貸金利回り差は縮小を続けており、有価証券の利回りも低下する見通しであること等から、収益性は引き続きやや厳しい状況にある。 2008年11月に実施した預金利回り引き下げが預金利息を減少させるとみられるが、損益への影響は軽微であると考えられる。
(4) 連結TierI比率(国内基準)は2008年9月中間期10.86%と比較的高い水準にある。繰延税金資産の計上により自己資本の質はやや悪化したが、TierI資本に占めるウェイトは抑えられている。 一方、足元で想定されるその他有価証券の評価損拡大で、実質の資本水準は低下すると思われるが、現状では良好な資本水準は維持されると、JCRでは考えている。

6.格付けの据置について

今回の格付けの据置は、当行の堅実経営と透明性が適正に評価されたものと考えています。 当行ではこの事に満足する事無く、更に上位の格付けの取得を目指し、引き続き地域金融機関として地域の皆様の多様なニーズにお応えできるよう堅実な経営に努力していきます。